深い地層にある黒い粘土質土壌でしか採取できず、国産の蕨根のなかでもきわめて貴重な本蕨(ほんわらび)。
その本蕨を、京寒晒製法(きょうかんざらしせいほう)という、冬の厳寒期に手作業で繰り返し水にさらす製法で抽出した蕨粉は、わらび餅にすると独特の風味と食感を持つようになります。
「稲」のわらび餅は、本蕨の特長はそのままに、京生菓子の釜練り製法にこだわって仕上げたひと品。
ひとくち含めば、もちもちとした粘り、しこしことしたコシ、とろりとした口どけが融合し、絶妙な美味しさがひろがります。
●国内の本蕨の年間製造量の約3割は「稲」で仕入れています。

五穀豊穣の象徴でもあり稲の祖先でもある古代赤米・黒米を練りこんだ道明寺で、国産の小豆を甘さひかえめに炊きあげたこし餡・つぶ餡を包み、ほどよい塩加減に仕上げた伊豆の大島桜の葉の塩漬けでくるみました。
桜は「稲(サ)の神が宿る座(クラ)」を意味することから、皆様にいつも満開の桜が咲き誇るようにとの願いをこめ、桜の季節限定にてご提供しています。

わらび餅やさくら餅ばかりでなく、アイスクリーム、ゼリー、寒天、白玉、シロップにいたるまで、すべて自家製にこだわっています。
また、器もすべてオリジナルのものをつかうなど、ほっとひと息ついていただけるよう、できるかぎりのことを追求しています。

- 自家製本蕨(わらび)
きな粉/抹茶 - 1,000円
極上の本蕨粉のみを使用し、京生菓子の釜練り製法にこだわって仕上げました。
本わらび餅の力強い粘りとなめらかな口どけはもちろん、国産のきな粉や抹茶きな粉との組みあわせもお楽しみください。

古代米さくら餅
(古代赤米使用)
古代赤米を練りこんだ道明寺で、甘さひかえめのこし餡を包みました。
